Gentoo Archives: gentoo-commits

From: "Naoaki Shindo (shindo)" <shindo@g.o>
To: gentoo-commits@l.g.o
Subject: [gentoo-commits] gentoo commit in xml/htdocs/doc/ja/handbook: hb-net-modules.xml
Date: Sun, 23 Nov 2008 17:42:27
Message-Id: E1L4IyW-0000WO-U9@stork.gentoo.org
1 shindo 08/11/23 17:42:24
2
3 Modified: hb-net-modules.xml
4 Log:
5 sync to 1.24, thanks to Masuda
6
7 Revision Changes Path
8 1.7 xml/htdocs/doc/ja/handbook/hb-net-modules.xml
9
10 file : http://sources.gentoo.org/viewcvs.py/gentoo/xml/htdocs/doc/ja/handbook/hb-net-modules.xml?rev=1.7&view=markup
11 plain: http://sources.gentoo.org/viewcvs.py/gentoo/xml/htdocs/doc/ja/handbook/hb-net-modules.xml?rev=1.7&content-type=text/plain
12 diff : http://sources.gentoo.org/viewcvs.py/gentoo/xml/htdocs/doc/ja/handbook/hb-net-modules.xml?r1=1.6&r2=1.7
13
14 Index: hb-net-modules.xml
15 ===================================================================
16 RCS file: /var/cvsroot/gentoo/xml/htdocs/doc/ja/handbook/hb-net-modules.xml,v
17 retrieving revision 1.6
18 retrieving revision 1.7
19 diff -u -r1.6 -r1.7
20 --- hb-net-modules.xml 18 Sep 2006 18:12:40 -0000 1.6
21 +++ hb-net-modules.xml 23 Nov 2008 17:42:24 -0000 1.7
22 @@ -4,15 +4,21 @@
23 <!-- The content of this document is licensed under the CC-BY-SA license -->
24 <!-- See http://creativecommons.org/licenses/by-sa/2.5 -->
25
26 -<!-- $Header: /var/cvsroot/gentoo/xml/htdocs/doc/ja/handbook/hb-net-modules.xml,v 1.6 2006/09/18 18:12:40 idani Exp $ -->
27 +<!-- $Header: /var/cvsroot/gentoo/xml/htdocs/doc/ja/handbook/hb-net-modules.xml,v 1.7 2008/11/23 17:42:24 shindo Exp $ -->
28
29 -<!-- Original revision: 1.18 -->
30 +<!-- Original revision: 1.24 -->
31 <!-- Translator: igarashi -->
32
33 <sections>
34
35 -<version>7.0</version>
36 -<date>2006-08-30</date>
37 +<abstract>
38 +Gentooは柔軟なネットワークの仕組みを提供します。
39 +ここでは、異なるDHCPクライアントの選択方法や、ボンディング、ブリッジング、VLANなどの設定方法について説明します。
40 +</abstract>
41 +
42 +
43 +<version>8.3</version>
44 +<date>2007-11-02</date>
45
46 <section>
47 <title>ネットワークモジュール</title>
48 @@ -20,7 +26,7 @@
49
50 <p>
51 現在、モジュール構造のネットワーク接続スクリプトをサポートしています。
52 -これにより、既存のものと互換性を保ちながら、新しいインターフェースの種類や設定モジュールのサポートを簡単に追加できます。
53 +これにより、既存のものと互換性を保ちながら、新しいインタフェースの種類や設定モジュールのサポートを簡単に追加できます。
54 </p>
55
56 <p>
57 @@ -38,7 +44,7 @@
58 <comment># ifconfigではなくiproute2を選択</comment>
59 modules=( "iproute2" )
60
61 -<comment># 特定のインターフェースに対し別のモジュールも指定できます
62 +<comment># 特定のインタフェースに対し別のモジュールも指定できます
63 # ここではdhcpcdではなくudhcpcを選択しています</comment>
64 modules_eth0=( "udhcpc" )
65
66 @@ -52,11 +58,11 @@
67 </body>
68 </section>
69 <section>
70 -<title>インターフェースハンドラ</title>
71 +<title>インタフェースハンドラ</title>
72 <body>
73
74 <p>
75 -現在、<c>ifconfig</c>と<c>iproute2</c>の二つのインターフェースハンドラを提供しています。
76 +現在、<c>ifconfig</c>と<c>iproute2</c>の二つのインタフェースハンドラを提供しています。
77 ネットワークの設定のどんなことをするのにも、これらのうちの一つが必要です。
78 </p>
79
80 @@ -112,7 +118,7 @@
81 <ti><c>dhclient</c></ti>
82 <ti><c>net-misc/dhcp</c></ti>
83 <ti>
84 - BIND DNSソフトウェアを作成している人々と同じであるISCによって作成されました。
85 + BIND DNSソフトウェアを作成しているISCによって作成されています。
86 設定項目が豊富
87 </ti>
88 <ti>
89 @@ -123,17 +129,17 @@
90 <ti><c>dhcpcd</c></ti>
91 <ti><c>net-misc/dhcpcd</c></ti>
92 <ti>
93 - 長い間Gentooではデフォルトであり、別のツールに依存しない
94 + 長い間Gentooではデフォルトであり、外部のツールに依存せず、Gentooで積極的に開発されています
95 </ti>
96 <ti>
97 - 性能向上のためには維持されておらず、時々動作が遅くなる場合があり、リース期間が永久の場合はデーモンとして動作しません
98 + たまに遅くなることがあり、与えられたIPアドレスなどの貸与期間に制限がない場合は、今のところデーモン化されません
99 </ti>
100 </tr>
101 <tr>
102 <ti><c>pump</c></ti>
103 <ti><c>net-misc/pump</c></ti>
104 <ti>
105 - 軽量、別のツールに依存しない
106 + 軽量、外部ツールへの依存なし
107 </ti>
108 <ti>
109 性能向上のためには維持されておらず、信頼性が低く、特にモデム経由の場合に信頼性が低く、DHCPからNISサーバの情報を取得できません
110 @@ -146,13 +152,13 @@
111 軽量 - 他に比べて最小のDHCPクライアントであり、組み込みシステム向けに作成されています
112 </ti>
113 <ti>
114 - 動作実績が少ない - デフォルトでこれを使っているディストリビューションがない、3秒超のタイムアウト時間を設定できません
115 + 動作実績が少ない - デフォルトでこれを使っているディストリビューションがなく、3秒超のタイムアウト時間を設定できません
116 </ti>
117 </tr>
118 </table>
119
120 <p>
121 -二つ以上のDHCPクライアントがインストールしている場合、どれを使用するかを指定する必要があります - そうしないと可能なら<c>dhcpcd</c>をデフォルトにします。
122 +二つ以上のDHCPクライアントがインストールされている場合、どれを使用するかを指定する必要があります - そうしないと可能なら<c>dhcpcd</c>をデフォルトにします。
123 </p>
124
125 <p>
126 @@ -188,39 +194,76 @@
127 </body>
128 </section>
129 <section>
130 -<title>ADSLモデム</title>
131 +<title>PPPoE/PPPoAによるADSL</title>
132 <body>
133
134 <p>
135 最初に、ADSLソフトウェアをインストールする必要があります。
136 </p>
137
138 -<pre caption="rp-pppoeパッケージのインストール">
139 -# <i>emerge net-dialup/rp-pppoe</i>
140 +<pre caption="pppパッケージのインストール">
141 +# <i>emerge net-dialup/ppp</i>
142 </pre>
143
144 -<warn>
145 -<c>baselayout-1.11.x</c>はPPPoEだけをサポートします。きっと将来のバージョンではPPPoAもサポートされるでしょう。
146 -</warn>
147 +<note>
148 +もしPPPoAが必要なら、必ず>=<c>baselayout-1.12.x</c>を使用してください。
149 +</note>
150
151 <p>
152 -次に、<c>eth0</c>をADSLインターフェースにするために設定する必要があり、<path>/etc/conf.d/net</path>にユーザ名を入力します。
153 +次に、PPPで使われるPPPネットスクリプトとイーサネットインタフェースのためのネットスクリプトを生成します。
154 </p>
155
156 -<pre caption="ADSL向けにeth0を設定する">
157 -config_eth0=( "adsl" )
158 -adsl_user_eth0="username"
159 +<pre caption="PPPとイーサネットのスクリプトの生成">
160 +# <i>ln -s /etc/init.d/net.lo /etc/init.d/net.ppp0</i>
161 +# <i>ln -s /etc/init.d/net.lo /etc/init.d/net.eth0</i>
162 </pre>
163
164 <p>
165 -最後に、<path>/etc/ppp/pap-secrets</path>にユーザ名とパスワードを設定する必要があります。
166 +必ず<path>/etc/conf.d/rc</path>でRC_NET_STRICT_CHECKING="yes"を設定してください。
167 </p>
168
169 +<p>
170 +ここで、<path>/etc/conf.d/net</path>の設定をする必要があります。
171 +</p>
172 +
173 +<pre caption="基本的なPPPoEの設定">
174 +config_eth0=( null ) <comment>(あなたのイーサネットインタフェースを記述してください)</comment>
175 +config_ppp0=( "ppp" )
176 +link_ppp0="eth0" <comment>(あなたのイーサネットインタフェースを記述してください)</comment>
177 +plugins_ppp0=( "pppoe" )
178 +username_ppp0='user'
179 +password_ppp0='password'
180 +pppd_ppp0=(
181 + "noauth"
182 + "defaultroute"
183 + "usepeerdns"
184 + "holdoff 3"
185 + "child-timeout 60"
186 + "lcp-echo-interval 15"
187 + "lcp-echo-failure 3"
188 + noaccomp noccp nobsdcomp nodeflate nopcomp novj novjccomp
189 +)
190 +
191 +depend_ppp0() {
192 + need net.eth0
193 +}
194 +</pre>
195 +
196 <pre caption="/etc/ppp/pap-secretsの例">
197 <comment># *(アスタリスク)は重要です</comment>
198 "username" * "password"
199 </pre>
200
201 +<p>
202 +もしUSBモデムによるPPPoEを使用しているなら、<c>br2684ctl</c>をemergeする必要があるでしょう。
203 +これについての適切な設定方法は、<path>/usr/portage/net-dialup/speedtouch-usb/files/README</path>を読んでください。
204 +</p>
205 +
206 +<impo>
207 +<path>/etc/conf.d/net.example</path>のADSLとPPPの章を注意深く読んでください。
208 +個々のPPPの設定で必要になりそうなすべての設定方法について、より詳細な説明が多く含まれています。
209 +</impo>
210 +
211 </body>
212 </section>
213 <section id="apipa">
214 @@ -228,8 +271,8 @@
215 <body>
216
217 <p>
218 -APIPAは、インターフェースに169.254.0.0-169.254.255.255の範囲のアドレスに無作為にARPメッセージを送信することによって、空きアドレスを探します。
219 -応答のないものがあった場合、そのアドレスをインターフェースに割り当てます。
220 +APIPAは、インタフェースに169.254.0.0-169.254.255.255の範囲のアドレスに無作為にARPメッセージを送信することによって、空きアドレスを探します。
221 +応答のないものがあった場合、そのアドレスをインタフェースに割り当てます。
222 </p>
223
224 <p>
225 @@ -252,24 +295,24 @@
226 </body>
227 </section>
228 <section>
229 -<title>Bonding(インターフェースを束ねる)</title>
230 +<title>Bonding(インタフェースを束ねる)</title>
231 <body>
232
233 <p>
234 -bonding/trunkingをする(インターフェースを束ねる)には、<c>emerge net-misc/ifenslave</c>をします。
235 +bonding/trunkingをする(インタフェースを束ねる)には、<c>emerge net-misc/ifenslave</c>をします。
236 </p>
237
238 <p>
239 bondingは、ネットワーク帯域を増やすために使われます。
240 もし一つのネットワークにしたい二つのネットワークカードがあるなら、それらを束ねることができます。
241 -そうすると、アプリケーションには一つのインターフェースとして見えますが、実際は両方のネットワークカードが使用されます。
242 +そうすると、アプリケーションには一つのインタフェースとして見えますが、実際は両方のネットワークカードが使用されます。
243 </p>
244
245 <pre caption="/etc/conf.d/netでのbonding設定">
246 -<comment># 二つのインターフェースを束ねる</comment>
247 +<comment># 二つのインタフェースを束ねる</comment>
248 slaves_bond0="eth0 eth1 eth2"
249
250 -<comment># 束ねられたインターフェースにIPアドレスを割り当てたくない場合もあります</comment>
251 +<comment># 束ねられたインタフェースにIPアドレスを割り当てたくない場合もあります</comment>
252 config_bond0=( "null" )
253
254 <comment># 別の設定が必要かもしれないのでeth0、eth1、eth2に依存します</comment>
255 @@ -291,11 +334,11 @@
256 <p>
257 ブリッジは、異なるネットワーク同士を繋げるために使用されます。
258 例えば、ADSLモデム経由でインターネットに接続していて、他のコンピュータをADSLモデム経由でインターネットに接続できるようにするための無線接続カードを持っているサーバがあるとします。
259 -この場合、二つのインターフェースを相互に繋げるために、ブリッジを作成できます。
260 +この場合、二つのインタフェースを相互に繋げるために、ブリッジを作成できます。
261 </p>
262
263 <pre caption="/etc/conf.d/netでのブリッジ設定">
264 -<comment># ブリッジ設定 - 詳細は"man btctl"を参照してください</comment>
265 +<comment># ブリッジ設定 - 詳細は"man brctl"を参照してください</comment>
266 brctl_br0=( "setfd 0" "sethello 0" "stp off" )
267
268 <comment># ブリッジbr0にポートを追加します</comment>
269 @@ -326,12 +369,12 @@
270 <body>
271
272 <p>
273 -<c>sys-apps/baselayout-1.11.14</c>かそれ以上を使用していて、特定のアドレスに変更したいなら、インターフェースのMACアドレスを変更するために何もemergeする必要はありません。
274 +<c>sys-apps/baselayout-1.11.14</c>かそれ以上を使用していて、特定のアドレスに変更したいなら、インタフェースのMACアドレスを変更するために何もemergeする必要はありません。
275 しかし、ランダムなMACアドレスに変更する必要があるか、上記のバージョンよりも古いbaselayoutを使用しているなら、この機能が有効になるにはemerge <c>net-analyzer/macchanger</c>をする必要があります。
276 </p>
277
278 <pre caption="MACアドレスを変更する例">
279 -<comment># インターフェースのMACアドレスを設定します</comment>
280 +<comment># インタフェースのMACアドレスを設定します</comment>
281 mac_eth0="00:11:22:33:44:55"
282
283 <comment># 最後の3バイトだけランダムに設定します</comment>
284 @@ -357,7 +400,7 @@
285 <body>
286
287 <p>
288 -トンネリングをするには、インターフェースハンドラで実現できるので、何もemergeする必要はありません。
289 +トンネリングをするには、インタフェースハンドラで実現できるので、何もemergeする必要はありません。
290 </p>
291
292 <pre caption="/etc/conf.d/netでのトンネリング設定">
293 @@ -367,7 +410,7 @@
294 <comment># IPIPトンネリング向け</comment>
295 iptunnel_vpn0="mode ipip remote 207.170.82.2 ttl 255"
296
297 -<comment># 該当するインターフェースの設定</comment>
298 +<comment># 該当するインタフェースの設定</comment>
299 config_vpn0=( "192.168.0.2 peer 192.168.1.1" )
300 </pre>
301
302 @@ -387,7 +430,7 @@
303 </p>
304
305 <pre caption="/etc/conf.d/netでのVLAN設定">
306 -<comment># 次のようにインターフェースのVLAN番号を指定します</comment>
307 +<comment># 次のようにインタフェースのVLAN番号を指定します</comment>
308 <comment># VLANのIDは、前に0を付加しない形式です</comment>
309 vlans_eth0="1 2"
310
311 @@ -396,7 +439,7 @@
312 vconfig_eth0=( "set_name_type VLAN_PLUS_VID_NO_PAD" )
313 vconfig_vlan1=( "set_flag 1" "set_egress_map 2 6" )
314
315 -<comment># 通常のようにVLANインターフェースを設定します</comment>
316 +<comment># 通常のようにVLANインタフェースを設定します</comment>
317 config_vlan1=( "172.16.3.1 netmask 255.255.254.0" )
318 config_vlan2=( "172.16.2.1 netmask 255.255.254.0" )
319 </pre>