Gentoo Archives: gentoo-commits

From: "Naoaki Shindo (shindo)" <shindo@g.o>
To: gentoo-commits@l.g.o
Subject: [gentoo-commits] gentoo commit in xml/htdocs/doc/ja: cron-guide.xml
Date: Sun, 23 Aug 2009 03:30:20
Message-Id: E1Mf3mb-0002mI-8f@stork.gentoo.org
1 shindo 09/08/23 03:30:17
2
3 Modified: cron-guide.xml
4 Log:
5 sync to rev1.17.
6
7 Revision Changes Path
8 1.8 xml/htdocs/doc/ja/cron-guide.xml
9
10 file : http://sources.gentoo.org/viewcvs.py/gentoo/xml/htdocs/doc/ja/cron-guide.xml?rev=1.8&view=markup
11 plain: http://sources.gentoo.org/viewcvs.py/gentoo/xml/htdocs/doc/ja/cron-guide.xml?rev=1.8&content-type=text/plain
12 diff : http://sources.gentoo.org/viewcvs.py/gentoo/xml/htdocs/doc/ja/cron-guide.xml?r1=1.7&r2=1.8
13
14 Index: cron-guide.xml
15 ===================================================================
16 RCS file: /var/cvsroot/gentoo/xml/htdocs/doc/ja/cron-guide.xml,v
17 retrieving revision 1.7
18 retrieving revision 1.8
19 diff -u -r1.7 -r1.8
20 --- cron-guide.xml 22 Jun 2006 15:40:08 -0000 1.7
21 +++ cron-guide.xml 23 Aug 2009 03:30:17 -0000 1.8
22 @@ -1,19 +1,25 @@
23 <?xml version='1.0' encoding="UTF-8"?>
24 -<!-- $Header: /var/cvsroot/gentoo/xml/htdocs/doc/ja/cron-guide.xml,v 1.7 2006/06/22 15:40:08 idani Exp $ -->
25 +<!-- $Header: /var/cvsroot/gentoo/xml/htdocs/doc/ja/cron-guide.xml,v 1.8 2009/08/23 03:30:17 shindo Exp $ -->
26 <!DOCTYPE guide SYSTEM "/dtd/guide.dtd">
27
28 <guide link="/doc/ja/cron-guide.xml" lang="ja">
29 <title>Gentoo Linux Cronガイド</title>
30
31 <author title="Author">
32 - <mail link="airuike@×××××.com">Eric Brown</mail>
33 + <mail link="eric.brown@×××××××.net">Eric Brown</mail>
34 </author>
35 <author title="Editor">
36 <mail link="neysx@g.o">Xavier Neys</mail>
37 </author>
38 +<author title="Editor">
39 + <mail link="nightmorph"/>
40 +</author>
41 <author title="翻訳">
42 <mail link="solidsneak@×××××.cx">小林弘樹</mail>
43 </author>
44 +<author title="翻訳">
45 + <mail link="shindo@g.o">シンドウナオアキ</mail>
46 +</author>
47
48 <abstract>
49 このガイドではcronの設定法と利用法を説明します。
50 @@ -23,10 +29,10 @@
51 <!-- See http://creativecommons.org/licenses/by-sa/2.5 -->
52 <license/>
53
54 -<version>1.7</version>
55 -<date>2006-02-20</date>
56 +<version>1.9</version>
57 +<date>2008-01-26</date>
58
59 -<!-- Original revision: 1.14 -->
60 +<!-- Original revision: 1.17 -->
61
62 <chapter>
63 <title>cronの基礎概念</title>
64 @@ -36,7 +42,7 @@
65
66 <p>
67 cronは<c>crontab</c>コマンドからの入力に基づいて、定期作業を実行するデーモンです。
68 -それは毎分ごとにユーザのcrontabに実行するcronジョブがあるか確認することによって行われています。
69 +これは1分ごとに、各ユーザのcrontabになにか実行されるべきcronジョブがあるかどうかが確認されることで行われています。
70 </p>
71
72 <note>
73 @@ -50,14 +56,14 @@
74 <body>
75
76 <p>
77 -Portageには選択することができるcronの実装が、少なくとも3つあります。
78 -これらは同じようなインターフェースを提供し、すなわち<c>crontab</c>かそれに似たコマンドを使います。
79 +Portageには選択可能なcronの実装がいくつかあります。
80 +これらは同じようなインターフェースを提供します。すなわち<c>crontab</c>かそれに似たコマンドを使います。
81 連続運用されないシステムでcronと共に動作するAnacronという関連したユーティリティもあります。
82 </p>
83
84 <p>
85 -これら利用可能なcronパッケージの3つすべてが<c>sys-process/cronbase</c>に依存していると知っておくべきです。
86 -このパッケージは厳密にはどのcronパッケージからも依存されていませんが、多くのユーザがありがたく感じるcronに似た機能を提供します。
87 +これら利用可能なcronパッケージのすべてが<c>sys-process/cronbase</c>に依存していると知っておくべきです。
88 +いずれのcronパッケージもこのパッケージに対しては技術的に依存しているわけではありませんが、このパッケージは多くのユーザにとって便利なcronに似た機能を提供します。
89 </p>
90
91 <p>
92 @@ -87,17 +93,11 @@
93 </p>
94
95 <ul>
96 +<li>SELinuxのサポート</li>
97 +<li>PAMのサポート(<path>/etc/security/limits.conf</path>)</li>
98 +<li>crontabに環境変数(PATH、SHELL、HOMEなど)を設定可能</li>
99 <li>
100 - SELinuxのサポート
101 -</li>
102 -<li>
103 - PAMのサポート(<path>/etc/security/limits.conf</path>)
104 -</li>
105 -<li>
106 - crontabに環境変数(PATH、SHELL、HOMEなど)を設定可能
107 -</li>
108 -<li>
109 - ユーザが各自のcrontabを持つことができ、その利用の可否はcron.allowとcron.denyで制御可能
110 +ユーザが各自のcrontabを持つことができ、その利用の可否は<path>cron.allow</path>と<path>cron.deny</path>で制御可能
111 </li>
112 </ul>
113
114 @@ -118,9 +118,7 @@
115 </p>
116
117 <ul>
118 -<li>
119 - 高速に動作し、構造が簡単で、無用な機能がありません
120 -</li>
121 +<li>高速に動作し、構造が簡単で、無用な機能がありません</li>
122 <li>
123 <c>crontab</c>へのアクセスはcronグループに制限され、従って、外部の機能には依存しません
124 </li>
125 @@ -163,6 +161,28 @@
126 </section>
127
128 <section>
129 +<title>bcron</title>
130 +<body>
131 +<p>
132 +bcronはセキュアな動作を念頭において設計された新しいcronです。
133 +このために、システムは分割されたタスクに対応する複数のプログラムに分割され、互いの通信は厳密に制御されています。ユーザーインタフェースは互換性のため同様のシステム(vixie-cronのような)と同じですが、内部的には大きくことなっています。
134 +より詳しくは、bcronのホームページ<uri>http://untroubled.org/bcron/</uri>
135 +</p>
136 +
137 +<p>
138 +<c>sys-process/bcron</c>には以下のような特徴があります。
139 +</p>
140 +
141 +<ul>
142 +<li>vixie-cronとの互換</li>
143 +<li>マルチプロセス対応</li>
144 +<li>サマータイム対応</li>
145 +</ul>
146 +
147 +</body>
148 +</section>
149 +
150 +<section>
151 <title>anacron</title>
152 <body>
153 <p>
154 @@ -223,7 +243,7 @@
155 <p>
156 もちろん、どんなシステムcrontabも全く使わないという選択もできます。
157 その場合は、dcronかfcronを選んだなら、<c>crontab /etc/crontab</c>を実行しては<e>いけません</e>。
158 -また、vixie-cronを選んだなら、<path>/etc/crontab</path>の全ての行をコメントアウトするべきです。
159 +また、vixie-cronかbcronを選んだなら、<path>/etc/crontab</path>の全ての行をコメントアウトするべきです。
160 </p>
161
162 <pre caption="/etc/crontabの全ての行をコメントアウト">
163 @@ -343,7 +363,7 @@
164 <ti><c>fcrontab -l</c></ti>
165 </tr>
166 <tr>
167 - <ti>vixie-cron</ti>
168 + <ti>vixie-cron &amp; bcron</ti>
169 <ti><c>crontab -e</c></ti>
170 <ti><c>crontab -r <e>-u [user]</e></c></ti>
171 <ti><c>crontab <e>file</e></c></ti>
172 @@ -466,7 +486,7 @@
173 <body>
174
175 <p>
176 -現実的に考えて、あなたがどれ程cronが好きかを毎分ごとにシステムに伝えて欲しくはないでしょう。
177 +現実的に考えて、あなたがどれ程cronが好きかを1分ごとにシステムに伝える必要はないでしょう。
178 次へ進んで、上記表の使用しているcronパッケージに対応する<e>削除コマンド</e>を使用してcrontabを削除しましょう。
179 動作を確認するために、削除後にcronジョブを表示します。
180 </p>
181 @@ -483,8 +503,8 @@
182 </p>
183
184 <p>
185 -ここまで問題なく進んできたので、<b>root</b>のcrontabに何か役に立つ物を入力しましょう。
186 -多くの人は<c>slocate</c>が正しく動作するようにするために毎週<c>updatedb</c>を実行したいと思うでしょう。
187 +ここまで問題なく進んできたので、<b>root</b>のcrontabに何か役に立つことを入力しましょう。
188 +多くの人は<c>slocate</c>が正しく動作するようにするために毎週<c>updatedb</c>を実行したほうがよいでしょう。
189 これをcrontabに追加するために、まず以下のように<path>crons.cron</path>を再度編集しましょう。
190 </p>
191
192 @@ -493,7 +513,7 @@
193 </pre>
194
195 <p>
196 -これは毎週月曜の朝2:22にcronがupdatedbを実行します。
197 +これにより毎週月曜の朝2:22にcronがupdatedbを実行します。
198 では上記表の正しい<e>新規コマンド</e>を使ってcrontabを入力し、もう一度リストを表示して確認しましょう。
199 </p>
200
201 @@ -503,7 +523,7 @@
202 </pre>
203
204 <p>
205 -ここで、毎日の日課として<c>emerge --sync</c>を追加したいとも思うでしょう。
206 +ここで、毎日の日課として<c>emerge --sync</c>を追加したほうがよいでしょう。
207 これを行うために、以前行ったようにまず<path>crons.cron</path>を編集して<c>crontab crons.cron</c>を使うか、上記表の正しい<e>編集コマンド</e>を利用することができます。
208 これは<path>crons.cron</path>の様な外部ファイルに依存することなく、ユーザのcrontabを直接編集することができます。
209 </p>
210 @@ -539,7 +559,7 @@
211 <body>
212
213 <p>
214 -前述の通り、3つの利用可能なcronパッケージすべてが<c>sys-process/cronbase</c>に依存しています。
215 +前述の通り、利用可能なcronパッケージすべてが<c>sys-process/cronbase</c>に依存しています。
216 cronbaseパッケージは<path>/etc/cron.{hourly,daily,weekly,monthly}</path>と、<c>run-crons</c>というスクリプトを作成します。
217 デフォルトの<path>/etc/crontab</path>には以下のようなものが含まれていると気づくでしょう。
218 </p>
219 @@ -570,7 +590,7 @@
220 </ul>
221
222 <note>
223 -繰り返しますが、Vixie cronは<path>/etc/crontab</path>を自動的に読み込むのに対し、dcronとfcronは行いません。
224 +繰り返しますが、vixie cronとbcronは<path>/etc/crontab</path>を自動的に読み込むのに対し、dcronとfcronは行いません。
225 詳しくは<uri link="#systemtab">System crontab</uri>の章を参照してください。
226 </note>
227
228 @@ -590,29 +610,29 @@
229
230 <ul>
231 <li>
232 - <b>cronは起動していますか?</b><br/>
233 + <b>cronは起動していますか?</b>
234 <c>ps ax | grep cron</c>を実行して、表示されるか確認してください。
235 </li>
236 <li>
237 - <b>cronは動作していますか?</b><br/>
238 + <b>cronは動作していますか?</b>
239 「* * * * * /bin/echo "foobar" &gt;&gt; /file_you_own」(訳注:file_you_ownには適当なファイルを指定してください。これ以降も同様にします。)をあなたのcronジョブに追加して、動作するか確認してください。
240 </li>
241 <li>
242 - <b>コマンドは動作していますか?</b><br/>
243 + <b>コマンドは動作していますか?</b>
244 「* * * * * /bin/foobar &gt; /file_you_own 2&gt;&amp;1」を追加して、「/file_you_own」のエラーを確認してください。
245 </li>
246 <li>
247 - <b>cronはあなたのジョブを実行できますか?</b><br/>
248 + <b>cronはあなたのジョブを実行できますか?</b>
249 cronのログを確認してください。普通は<path>/var/log/cron.log</path>か<path>/var/log/messages</path>にあります。
250 </li>
251 <li>
252 - <b>dead.letterはありますか?</b><br/>
253 + <b><path>dead.letter</path>はありますか?</b>
254 cronは問題があるとたいていメールを送信するので、メールを確認し、<path>~/dead.letter</path>ファイルも確認してください。
255 </li>
256 </ul>
257
258 <p>
259 -思い出してください、それぞれのcronパッケージは異なっており、機能の範囲は大きく異なっていると言うことを。
260 +それぞれのcronパッケージは異なっており、機能の範囲は大きく異なっていると言うことを忘れないようにしてください。
261 使用するパッケージに応じて、crontab、fcrontab、anacrontabのmanページを必ず調べてください。
262 </p>