Gentoo Archives: gentoo-commits

From: "Naohiro Aota (naota)" <naota@g.o>
To: gentoo-commits@l.g.o
Subject: [gentoo-commits] gentoo commit in xml/htdocs/doc/ja/handbook: hb-install-filesystems.xml
Date: Tue, 29 May 2012 11:05:25
Message-Id: 20120529110514.C00112004B@flycatcher.gentoo.org
1 naota 12/05/29 11:05:14
2
3 Modified: hb-install-filesystems.xml
4 Log:
5 Sync to 1.9
6
7 Revision Changes Path
8 1.2 xml/htdocs/doc/ja/handbook/hb-install-filesystems.xml
9
10 file : http://sources.gentoo.org/viewvc.cgi/gentoo/xml/htdocs/doc/ja/handbook/hb-install-filesystems.xml?rev=1.2&view=markup
11 plain: http://sources.gentoo.org/viewvc.cgi/gentoo/xml/htdocs/doc/ja/handbook/hb-install-filesystems.xml?rev=1.2&content-type=text/plain
12 diff : http://sources.gentoo.org/viewvc.cgi/gentoo/xml/htdocs/doc/ja/handbook/hb-install-filesystems.xml?r1=1.1&r2=1.2
13
14 Index: hb-install-filesystems.xml
15 ===================================================================
16 RCS file: /var/cvsroot/gentoo/xml/htdocs/doc/ja/handbook/hb-install-filesystems.xml,v
17 retrieving revision 1.1
18 retrieving revision 1.2
19 diff -u -r1.1 -r1.2
20 --- hb-install-filesystems.xml 6 Jul 2008 15:45:03 -0000 1.1
21 +++ hb-install-filesystems.xml 29 May 2012 11:05:14 -0000 1.2
22 @@ -1,53 +1,52 @@
23 <?xml version='1.0' encoding="UTF-8"?>
24 -<!-- $Header: /var/cvsroot/gentoo/xml/htdocs/doc/ja/handbook/hb-install-filesystems.xml,v 1.1 2008/07/06 15:45:03 shindo Exp $ -->
25 +<!-- $Header: /var/cvsroot/gentoo/xml/htdocs/doc/ja/handbook/hb-install-filesystems.xml,v 1.2 2012/05/29 11:05:14 naota Exp $ -->
26 <!DOCTYPE included SYSTEM "/dtd/guide.dtd">
27
28 -<!-- Original revision: 1.5 -->
29 -
30 <included>
31
32 -<version>3</version>
33 -<date>2008-03-03</date>
34 +<version>7</version>
35 +<date>2011-09-17</date>
36 +<!-- Original revision: 1.9 -->
37
38 <section id="filesystemsdesc">
39 -<title>Filesystems</title>
40 +<title>ファイルシステム</title>
41 <body>
42
43 <p test="contains('x86 Alpha',func:keyval('arch'))">
44 Linuxカーネルでは様々なファイルシステムをサポートしています。
45 -ここではLinuxシステムの多くで共通して使われているext2、ext3、ReiserFS、XFS、JFSについて説明します。
46 +ここでは多くのLinuxシステムで一般に使われているext2、ext3、ext4、ReiserFS、XFS、JFSについて説明します。
47 </p>
48
49 <p test="func:keyval('arch')='IA64'">
50 Linuxカーネルでは様々なファイルシステムをサポートしています。
51 -ここではLinuxシステムの多くで共通して使われているvfat、ext2、ext3、ReiserFS、XFS、JFSについて説明します。
52 +ここでは多くのLinuxシステムで一般に使われているvfat、ext2、ext3、ext4、ReiserFS、XFS、JFSについて説明します。
53 </p>
54
55 <p test="func:keyval('arch')='AMD64'">
56 様々なファイルシステムが利用できます。
57 -amd64アーキテクチャではstableのものもあればそうでないものもあります。
58 -次のファイルシステム、ext2、ext3、XFSはstableです。
59 -JFSとXFSは動作しますが、さらにテストが必要です。
60 -もし本当に冒険心があるなら、それらのファイルシステムを試すこともできます。
61 +amd64アーキテクチャでは安定しているものもあればそうでないものもあります。
62 +以下のファイルシステム、ext2、ext3、ext4、XFSは安定しています。
63 +JFSとReiserFSは動作しますが、さらにテストが必要です。
64 +もし本当に冒険心があるなら、その他のファイルシステムを試すこともできます。
65 </p>
66
67 <p test="func:keyval('arch')='arm'">
68 様々なファイルシステムが利用できます。
69 -armアーキテクチャではstableのものもあればそうでないものもあります。
70 -次のファイルシステム、ext2、ext3、XFSはstableです。
71 -JFSとXFSは動作しますが、さらにテストが必要です。
72 -もし本当に冒険心があるなら、それらのファイルシステムを試すこともできます。
73 +armアーキテクチャでは安定しているものもあればそうでないものもあります。
74 +以下のファイルシステム、ext2、ext3、ext4は安定しています。
75 +JFS、XFS、ReiserFSは動作しますが、さらにテストが必要です。
76 +もし本当に冒険心があるなら、その他のファイルシステムを試すこともできます。
77 </p>
78
79 <p test="func:keyval('arch')='HPPA'">
80 様々なファイルシステムが利用できます。
81 -HPPAアーキテクチャではext2、ext3、XFS、ReiserFSがstableで見つかります。
82 +HPPAアーキテクチャではext2、ext3、ext4、XFS、ReiserFSが安定しています。
83 他のものは非常に実験的です。
84 </p>
85
86 <p test="func:keyval('arch')='MIPS'">
87 様々なファイルシステムが利用できます。
88 -MPISアーキテクチャではReiserFS、ext2、ext3がstableで見つかります。
89 +MIPSアーキテクチャではReiserFS、ext2、ext3、ext4が安定しています。
90 他のものは非常に実験的です。
91 </p>
92
93 @@ -58,44 +57,60 @@
94
95 <note test="func:keyval('arch')='PPC64'">
96 様々なファイルシステムが利用できます。
97 -ext2、ext3、XFS、ReiserFSのサポートはインストールCDのカーネルに組み込まれています。
98 +ext2、ext3、ReiserFSのサポートはインストールCDのカーネルに組み込まれています。
99 JFSとXFSのサポートはカーネルモジュールをとおして利用できます。
100 </note>
101
102 <p test="func:keyval('arch')='SPARC'">
103 様々なファイルシステムが利用できます。
104 -一部はSPARCアーキテクチャでstableになっています。
105 -例えばext2、ext3は十分に動作することがわかっています。
106 +一部のファイルシステムはSPARCアーキテクチャで安定しています。
107 +例えばext2、ext3、ext4は十分に動作することがわかっています。
108 他のファイルシステムは正常に機能しない可能性があります。
109 </p>
110
111 <note test="func:keyval('arch')='Alpha'">
112 -<c>abort</c>は<b>ext2</b>もしくは<b>ext3</b>パーティションからの起動だけをサポートしています。
113 +<c>aboot</c>は<b>ext2</b>もしくは<b>ext3</b>パーティションからの起動だけをサポートしています。
114 </note>
115
116 </body>
117 <body>
118
119 <p test="func:keyval('arch')='IA64'">
120 -<b>vfat</b>は長いファイル名を許容するよう修正されたMS-DOSのファイルシステムです。
121 +<b>vfat</b>は長いファイル名を許容するよう更新されたMS-DOSのファイルシステムです。
122 それはまた、ia64システムのEFIファームウェアが理解する唯一のファイルシステムでもあります。
123 -ia64システムのブートパーテイションは常にvfatでなければなりませんが、データパーティションは以下に並べられている別のファイルシステムを使用すべきです。
124 +ia64システムのブートパーテイションは常にvfatでなければなりませんが、データパーティションは以下に挙げるファイルシステムのいずれかを使用すべきです。
125 </p>
126
127 <p>
128 -<b>ext2</b>は実証済みで真のLinuxファイルシステムですがメタデータジャーナリングを持ちません。
129 -これは起動時の定期のext2ファイルシステムのチェックにかなりの時間が掛かることもあるということです。
130 -現在、整合性のチェックをとても早く終わらせることのできる次世代のジャーナリングファイルシステムの選択肢があります。
131 -そのために一般的には非ジャーナリングファイルシステムより好まれています。
132 -ジャーナリングファイルシステムはファイルシステムの不整合状態の発生やシステム起動時の大幅な遅延を防ぎます。
133 +<b>ext2</b>は確実に信頼できるLinuxファイルシステムですがメタデータジャーナリングを持ちません。
134 +これは起動時の定期的なext2ファイルシステムのチェックにかなりの時間が掛かることもあるということです。
135 +いまでは、整合性チェックをとても速く終わらせることができるために、
136 +一般に非ジャーナリングファイルシステムよりも好まれる次世代のジャーナリングファイルシステムという素晴らしい選択肢があります。
137 +ジャーナリングファイルシステムはシステム起動時の大幅な遅延やファイルシステムの不整合状態の発生を防ぎます。
138 +Gentooをとても小さいディスク(4GB未満)にインストールする場合は、
139 +<c>mke2fs -T small /dev/&lt;device&gt;</c>としてext2が十分な数のinodeを確保するようにしてください。
140 </p>
141
142 <p>
143 <b>ext3</b>はext2ファイルシステムのジャーナル化バージョンです。
144 full data及びordered dataジャーナリングの様に優れたジャーナリングモードに加えて、素早い回復のためのメタデータジャーナルを提供します。
145 -ほぼすべての状況下で高いパフォーマンスを上げることができるHtreeインデックスを使用しています。
146 -要するにext3は素晴らしいファイルシステムだということです。
147 +ほぼすべての状況下で高いパフォーマンスを上げることができるHTreeインデックスを使用しています。
148 +要するにext3は素晴らしく、信頼性の高いファイルシステムだということです。
149 ext3はすべての目的、すべてのプラットフォームに推奨されるファイルシステムです。
150 +Gentooをとても小さいディスク(4GB未満)にインストールする場合は、
151 +<c>mke2fs -j -T small /dev/&lt;device&gt;</c>としてext3が十分な数のinodeを確保するようにしてください。
152 +</p>
153 +
154 +<p test="contains('x86 Alpha MIPS AMD64 arm IA64 SPARC HPPA',func:keyval('arch'))">
155 +<b>ext4</b>は新しい機能を追加し、パフォーマンスを改善し、
156 +わずかなディスク上のフォーマットの変更でサイズの上限を無くしているext3のフォークです。
157 +ext4では最大1EBのファイルシステムを管理でき、ファイルサイズの上限も16TBになっています。
158 +昔ながらのext2/3のブロックアロケーションビットマップの代わりに、
159 +<uri link="http://en.wikipedia.org/wiki/Extent_%28file_systems%29">extent</uri>を使い、
160 +大きなファイルでのパフォーマンスを改善しフラグメンテーションを減らしています。
161 +また、より洗練されたブロックアロケーションアルゴリズム(遅延アロケーションとマルチブロックアロケーション)を使い、
162 +ファイルシステムドライバがディスク上のデータレイアウトをより最適化しやすくしています。
163 +ext4は製品レベルのコードの安定性とほぼ十年来のファイルシステムの機能拡張の願望との折衷案といえます。
164 </p>
165
166 </body>
167 @@ -108,13 +123,13 @@
168
169 <p>
170 <b>ReiserFS</b>はB+treeに基づくジャーナル付きのファイルシステムです。
171 -全般的に高パフォーマンスであり、特により多くのCPUサイクルを犠牲にしてたくさんの小さなファイルを扱うようなときに顕著です。
172 +全般的に性能が良く、特により多くのCPUサイクルを犠牲にしてたくさんの小さなファイルを扱うようなときに顕著です。
173 ReiserFSは他のファイルシステムと比べるとあまりメンテナンスされていないようです。
174 </p>
175
176 <p>
177 <b>XFS</b>は堅牢という特徴を持ち、拡張性に最適化されたメタデータジャーナリングを持つファイルシステムです。
178 -XFSは様々なハードウェアの問題にあまり寛容ではないようです。
179 +XFSはさまざまなハードウェアの問題にあまり寛容ではないと言われています。
180 </p>
181
182 </body>